戦争の駆動力は「不安」と「恐怖」

WWW上の文章をたどっている途中で, 次の記事を読んだ。

森達也 リアル共同幻想論 "日常に蔓延する「特別警戒」”(Diamond Online)

戦争や虐殺の背景を、政府中枢の謀略や、軍産複合体の権益や、兵器産業の利益重視の企業姿勢などに求める人がたまにいる。その影響もまったくないとは言わないけれど、せいぜいが潤滑油の役割だと僕は思う。本当の駆動力は違う。それは不安と恐怖だ。

私も 同感だ。

ボウリング・フォー・コロンバイン」で, マイケルムーアが カナダと アメリカの町で 取材をしていた。二つの町は同じように個人の銃保持が許可されているが 銃による犯罪率が大きく違った。その違いは, 住人達が隣人を信頼しているかどうかにあるようであった。

隣人におびえ 自分を守るために銃を保持していたはずが, 結果として銃犯罪の多発につながり さらに不安を増す状況になっているのだ。

そういった意味で, やみくもに不安を煽る方向で報道するメディアの罪は大きい。(一方で, それが彼らの商売であるが)

"日常に蔓延する「特別警戒」”の記事にも書いてあるが, 凶悪犯罪が多発し 物騒な世の中になった。と世間は認識しているようだ。しかし, 統計によれば凶悪犯罪の発生率は低下している。(一方, 検挙率は低下している)

我々視聴者もいたずらに恐れ・不安におののく愚に気づいていなければならない。

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このページは、buchiが2008年3月 2日 11:48に書いたブログ記事です。

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