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著作権保護機関の延長問題を考える国民会議

  • Posted by: buchi
  • 2006年11月 8日 06:34

ITmediaの記事 日経新聞の記事によると, クリエイターや弁護士など64人が発起人となった団体「著作権保護機関の延長問題を考える国民会議」は11月8日、文化庁に対して、議論を尽くさずに保護期間を延長しないよう求める要望書を提出した。 とのことだ。

私は, 以前から 著作権法による保護期間を延長することに反対だ。現在, 既に映画は映画会社製作後70年, 他の著作物は 作者の死後50年まで, 著作権法によってその著作者は独占的な権利が与えられる。ここで権利とは, 配布する権利, 複製する権利, 翻訳したり修正したりする権利などである。フェアユースの概念が無い日本の著作権法では 非常に強力な独占権が認められている。私の感覚では, 死後 50年でも 十分 長い。

それを ,日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本文芸家協会などの団体は, 「USAがそうだから, EUがそうだから」とかわけの分からない理屈で70年までの延長を 訴えている。これまでの動きを見ると, どちらかというと 文化庁も「知的財産権を強化することは, 良いこと」と盲目的に考えているように感じる。

「自分が死んで50年後, 孫の収入が増えるのが楽しみだ。 よし, 次の作品もをがんばろう!」って作曲家や小説家は いるだろうか?(普通に考えて いないだろう) 保護期間をどんどん延長して得するのは, その権利を譲渡されストックする企業である。しかも, ほとんどの作品は, 作者の死後50年もすれば 商業的な価値はほとんどなく, 商品化されることも無く朽ちてゆく。社会的には, その作品を利用できないデメリットの方が大きい。

この記事の「著作権保護機関の延長問題を考える国民会議」のように, ちゃんと主張を形にして表明しなくては, 主張する資金も労力もかけることができる企業のロビー活動に一方的に押されて政策が決定されてしまう。大事なことだ。

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